「血液ドロドロ=脂質異常症(高脂血症)」であることが多いようです。脂質異常症とはどのような状態で、どんな弊害があるかを説明していきます。
「血液ドロドロ」というと水分の少ない粘り気のある血液を想像する人もいるかもしれません。しかし実際は、血液の流れ(流動性)が悪くなっている状態のことを表しています。
血液ドロドロの原因として考えられる症状に「脂質異常症(高脂血症)」があります。脂質異常症は血液の中に、悪玉コレステロールや中性脂肪が増えすぎしまう症状のこと。脂質異常症は徐々に血管の内腔を狭くさせ、その結果、血液の流動性が悪くなっていきます。
血管が細くなるだけではありません。脂質異常症によって悪玉コレステロールが増えると、赤血球の変形能力が落ちてしまいます。
赤血球はクニャクニャと形を変えることで、細い血管もスイスイと通り抜けることができます。しかしクニャクニャしていた赤血球が硬くなって形を変えなくなると、血管の中をスムーズに通ることができなくなります。赤血球の変形能力を落としてしまう病気にはほかに糖尿病があります。
血小板が寄り集まってしまうことも、流動性を落とすことにつながります。バラバラになっているはずの血小板が固まってしまうのは、糖分やお酒の摂りすぎとともに脂質異常症が原因です。
このように、脂質異常症や糖尿病は、血液の流れを悪くする(=血液ドロドロになる)大きな要因となっています。
血液の流れを悪くする糖尿病になる前兆について詳しく知りたい方は、「糖尿病の末路」というサイトで紹介していますので参考にしてみてください。
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脂質異常症だけならとくに自覚症状はありませんが、血管が細くなったことによって血液の流れが悪くなると、血管を硬くする動脈硬化を促進させ、その結果、命に危険を及ぼす心筋梗塞や脳梗塞の原因となります。高脂血症は決して放っておいてよい症状ではないのです。また糖尿病の人は、血糖をしっかりとコントロールする必要があります。
肥満気味の人や食生活が乱れている人、タバコを吸う人などは血液がドロドロになっている可能性があります。気になる人は「おすすめ血液サラサラ方法がわかるチェックリスト」でぜひチェックを。改善のヒントになると思います。