コレステロール値を下げ、血液をサラサラにする働きがあることがわかっているきのこ。手軽にメニューに取り入れられる簡単キノコレシピも紹介します。
きのこも血液をサラサラにする食材として有名です。きのこに含まれるβグルカンという多糖体がコレステロール値を下げることがわかっており、これが血液サラサラにつながるのです。
キノコにはほかにも血糖値を下げたり、免疫機能を活性化する働きがあります。それでいて低カロリー、食物繊維も豊富なのですから、まさに理想的な食材といえるでしょう。
βグルカンが豊富なきのこは、次の通りです。
・マイタケ
・シイタケ
・なめこ
・エリンギ
・ヒラタケ
シイタケは中国の漢方の世界では血流をよくする食材に位置づけられていますが、それはシイタケに「エリタデニン」というアミノ酸の一種が含まれているからかもしれません。エリタデニンはマッシュルームにも含まれていますが、血液中のコレステロールを排出させることで知られています。
エリタデニンは中性脂肪も減らし、血圧までコントロールしてくれるという優れた成分。血液を固まらせる「プロスタグランジン」を作ってしまう「アラキドン酸」という成分の生成を抑える効果もあります。
ただし、きのこは食物繊維が豊富なだけに、食べ過ぎると下痢や便秘の原因になるので注意が必要です(食物繊維は適度に摂る必要がありますが、摂りすぎると便秘になることがあります)。
鍋に入れても炒めても煮付けても美味しくいただけるシイタケ。エリタデニンは干しシイタケにも含まれていますがシイタケは水溶性のため、溶け出したエキスごと摂れるようなメニューが最適です。
材料(2~3人分)
生シイタケ(2〜3枚)、卵(1個)、万能ネギ(もしくはワケギ)(1本)、鶏ガラスープの素(大さじ2)、醤油(小さじ1)、塩・こしょう(少々)、水(800cc)
手順
人参やごぼうを入れれば具沢山のスープになり、栄養のバランスもさらに良くなります。
キノコが嫌いという人、食物繊維の摂りすぎが気になる人は、サプリメントなどを利用してコレステロール値を上手に下げるようにしましょう。