果物や酢の酸っぱい成分であるクエン酸や酢酸には、私たちの体にとって大切な成分。血液サラサラ効果も高いので、できるだけ毎日摂りたいものです。
クエン酸は梅干しやレモンなどの柑橘類に、酢酸は酢に含まれている成分のこと。両方に共通するのは、とてもスッパイ成分であるということです。
クエン酸はさらに、もろみ酢にも含まれています。無臭で蒸発しないのが特徴で、直接飲むこともできます。
酢酸が含まれているのは酢ですが、鼻にツンとくる匂いがあり、蒸発する特徴があります。ツンとくる酢酸はとても飲めるものではありまん。
ただし、酢酸も体の中に入るとクエン酸に変化します。匂いや特徴は異なるものの、酢酸の効能はクエン酸と同様です。
クエン酸はブドウ糖が繋がった多糖類であるグリコーゲンの貯蔵を増やしたり、ATPという脂肪酸からのエネルギーを増やす作用があります。「疲れたときには酢の物や梅干しあを取ればよい」といわれるのは、この働きによるものです。
クエン酸には他にもさまざまな健康効果があります。
そして、忘れてはいけないのが血液サラサラ効果です。
クエン酸は体内に入るとアルカリ性になりますが、その結果、血液のph値を高めることができます。すると血液は弱アルカリ性になり、サラサラと流れるようになります。
またクエン酸には、血小板が必要以上に集まるのを防ぐ効果もあります。加えて赤血球を柔らかくするので、赤血球は細い血管でもスルスルと通り抜けることができます。冷えを解消して血液の循環をよくすることも血液サラサラに結びつくほか、コレステロールを下げる働きも。このようにクエン酸や体内でクエン酸に変わる酢酸には、血液をサラサラにしてくれるさまざまな効能があります。
クエン酸はできるだけ毎日、積極的摂ってほしい成分です。毎日果物や酢の物を摂るのが難しいという人や、スッパイものが苦手という人は、サプリメントを利用して血液サラサラを目指しましょう。とくにもろみ酢の入っているものがオススメです。